不動産鑑定士試験の概要

不動産鑑定士は、司法試験、公認会計士試験と並ぶ
難関試験のひとつです。

 

不動産鑑定士試験は、一次試験から三次試験までありますが、
事実上不動産鑑定士試験となるのは二次試験です。

不動産鑑定士試験の試験科目

不動産鑑定士試験の試験科目は、
以下の5科目から構成されています。

 

(1) 民法

 

(2) 不動産に関する行政法規

 

(3) 経済学

 

(4) 会計学

 

(5) 不動産の鑑定評価に関する理論

 

そして、公認会計士第2試験の合格者は、
(1)民法、或いは(3)経済学及び(4)会計学が免除され、
司法試験2次試験の合格者は、
(1)民法が免除されます。

 

合格ラインは、科目によってもばらつきがありますが、
概ね60%で、総合点だけでなく、
試験科目ごとに一定の得点以上を取らなければなりません。

不動産鑑定士の勉強

不動産鑑定士の勉強は、とても難関試験のため
最低でも2年間は必要で、
勉強時間も合格までは最低でも2000時間は要するといわれています。

 

また、不動産鑑定士は、2次試験に合格したとしても、
2年以上の実務経験を経て不動産鑑定士補にしかなれません。
さらに1年以上の実務補修を受講しなければ
3次試験にすすめないのです。

 

3次試験の合格率も、30%程度で難関です。

 

このようなことから、不動産鑑定士になるためには、
順調に進んだ場合であっても、
受験から不動産鑑定士の登録まで、
少なくとも4〜5年かかることになります。

 

受験開始から資格の取得までに時間がかかりすぎることから、
途中で挫折してしまったり、
最初から躊躇してしまう人もいます。

 

とても難関でもあることから、焼き付き刃的な勉強では、
対応できません。

 

受験を考えるのであれば、相当な覚悟を持ち、
じっくり時間をかけて試験に合格しなければ合格することは難しいでしょう。

不動産鑑定士の受験者数

不動産鑑定士の受験者は、
不動産業界や金融業会から受験する人が多いです。

 

不動産鑑定士の受験者数は、
資格試験そのものが難関でもあることのほかに、
不動産鑑定士試験に受験資格の規定があるため、
他の資格試験に比べ少ないという特徴があります。

 

事実上の不動産鑑定士試験と言われる二次試験は、
大学卒、短大卒などでないと、受験資格が得られません。

 

また、バブル崩壊以降は、景気が低迷したこともあり、
不動産取引が減少しています。
そのような背景もあり、
不動産鑑定士の受験者数は、少なくなっています。